12日目(12月25日): オーランド(フロリダ) → キーウェスト(フロリダ) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今日はキーウェストで夕日を見ようということで朝6時起き、7時出発という予定だったはずだったのですが子供の声で目が覚めると既に7時半でした。(苦笑) そこから急いでシャワーを浴びて準備をしたにもかかわらず、なぜか部屋を出た頃には9時を少し過ぎていました。 朝食を食べ9時半になっていざ出発。
しかし、道が分からずなかなかオーランドを抜けられません。 間違ったターンパイクに入ってしまい料金所で払わなくてもいい$1.25を泣く泣く払いながら料金所のおばちゃんに道を聞きやっとの事でオーランドを脱出。 その時点で10時半。 この1時間のタイムロスが後々僕達に大きな災いをもたらすとはこの時思いもよりませんでした。 オーランドからマイアミまではターンパイクを飛ばしてざっと3時間。 ここで驚いたのはフロリダのターンパイクの高さです。 マイアミまで行かず途中で降りたのにも関わらずなんと$8.50。 オクラホマで$1に満たない金額しか払った事の無い僕らからするとありえない金額でした。 今まで乗った事のあるターンパイクの値段と比較にならないぐらい高かったので思わず耳を疑ってしまいました。 気を取り直して、その後InterState95に乗りマイアミまで走ります。 マイアミのダウンタウンに着いたのが1時頃。 昼食時に差し掛かっていたのでたまたま見つけたスターバックスへ行きました。 しかし、運悪くクリスマス休暇中。 クリスマスは飲食店もきっちり休んでいる所がアメリカらしいです。
仕方ないのでそのまま車を走らせたのですが、ガソリンもそろそろ底を尽きかけていました。 と言う事で、ガソリンスタンドを探しにかかったのですがマイアミのガソリンスタンドはどこも高い! 貧乏旅行で1ガロン(3.785リットル)$1.50をどうしても超えたくない僕らの前に高額な看板が立ちふさがります。 頑張って見つけた一番安いガソリンスタンドはセブンイレブンで、それでも1ガロン$1.47でした。 ガソリンを入れるついでに食べそびれた昼食を取ろうということになり、セブンイレブンのホットドッグと新発売のタコスロールやチーズロールを食べました。 二人合わせて$5だったし、チーズやチリは掛け放題なのでお得でした。 安くておいしいセブンイレブンはやはり僕らの味方だったと思いつつ、今日の目的地キーウェストへ。 この頃にはもう2時頃になっていました。 ここでマイアミの印象を少し書こうと思います。 マイアミはマイアミビーチの華やかな印象とは対照的にかなり無機質な感じのする町です。 正直、治安もかなり良くありません。 ただ通り道に通っただけなのですが、InterStateの標識に落書きがしてあるぐらいなので相当ひどいんではないでしょうか。 InterStateは日本で言えば高速道路の感覚になるので高速で上からぶら下がってる標識に落書きがしてあったと言う事です。 事前の下調べであまり治安が良くないと知っていたのですが思った以上に酷かったので少し触れておきました。 さて、目的地のキーウェストまではU.S.highway1号に乗った後はそのまま南へ突き進むだけです。 途中、マングローブの茂みの出現や美しい海に感動しながらも太陽がどんどん下に沈んでいくのを見るにつれ僕らに不安が押し寄せてきました。 そうです。キーウェストでの目的はアメリカ最南端で海に沈む夕日を見る事。 夕日を見れなかったら何にもならないのです。
制限速度55マイルの所を70マイルで飛ばしつつ、落ちていく夕日にもう少し待ってくれと祈ります。 5時少し前になった所でやっとキーウェストまで30マイルという標識が! しかし、ここからなんと制限速度は45マイルになってしまいました。 そしてダブルショックな事に2車線ではなくなったので前の車を追い抜いていく事も難しいです。 とろとろ走る前の車達に苛立ちを感じつつ、焦りも伴って手に汗がにじんできます。 あぁ、あと1時間、せめて30分早くモーテルを出ていれば!とか、あそこで道に迷っていなかったら!とか頭に浮かびますがそうする間にも目の前で夕日は沈みかけています。 少し強引気味にとろとろ走る前の車を追い越していくうち、はたと気がつくと後ろにいた車もみんな僕達にならってついて来ています。 そうです。みんな目的は同じ! あの夕日をアメリカ最南端の地で見る事! その為にここまで来ているのです。 みんなも焦って必死なんだなぁと感じていると、目の前にキーウェストまで6マイルという標識が見えました。 よっしゃ!あと10分ちょいだ!と希望を取り戻してきた矢先、カーブを曲がるとそこには長蛇の渋滞が・・・ あぁ・・・もう駄目だ・・・と絶望が襲ってきます。 しかし、ここで諦めたら最後! 何のためにここまで来たのか分かりません。 ちょっとも進まない渋滞に焦りを覚えつつ、顔面蒼白でハンドルを握り締めながらチャンスを待ちます。
その時既に5時半。 タイムリミットにはもうギリギリです。 しかし、前の車の渋滞で夕日すら見えない状況です。 信号が赤から青に変わっても車は少しも前に進みません。 もう駄目だと隣の席で彼女が崩れ落ちた時、前の前の車が耐え切れずにハンドルを右に切り細い路地に入っていきました。 僕らも渋滞に耐え切れずその車にならい後について行きます。 何度も角を曲がり一方通行にぶち当たったり住宅街をすり抜けたりもしつつ、とにかく日の光が来る方へ車を走らせていくと細い通りの奥にたくさんの人垣が見えました。 きっとあれだ!と夢中で車を停め、転げ落ちるようにドアから降りて人垣目指してダッシュします! そして・・・ 着きました!! アメリカの最南端キーウェストの夕日です!! ギリギリ間に合いました!感動モノです! 夕日はあとほんの少しで海に沈みかける所でした。 5時45分。本当にギリギリでした。 着くと急いで写真を撮りまくりました。 そして、夕日の美しさに胸を打たれつつ夕日が海に沈んで見えなくなるまで眺めていました。 着いて10分後。夕日は完全に沈みました。 改めて本当にギリギリだったと感じました。 あと10分遅かったらやばかったです。
その後モーテルを探しましたが、クリスマスという事もありどこも半端じゃなく高かったので再び野宿決定。 キーウェストは暖かいのでレイクシティーの時みたいに凍える事は無いでしょう。 野宿になったのでせめて夕食だけでも・・・とDennysでステーキとデザートを食べクリスマスのお祝いをしました。
<今日の教訓> 何事も行動は計画的に。 たかが10分。されど10分・・・ ふぅ・・・。おやすみなさい。 <キーウェスト市内の様子>
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