13日目(12月26日): キーウェスト(フロリダ) → デイトナビーチ(フロリダ)
今日はWalGreen(スーパー)の駐車場でお目覚め。
また野宿することになるとは・・・しかし、今回は前回とは根本的に違います!
やっぱりキーウェストはとても暖かいのです♪
キーウェストはアメリカ最南端だけあって夜でも布団なしで全然OKなぐらい暖かくて今日は快眠でした。
こりゃあ、完全に夏の気候だなぁ。

クリスマスなんかにキーウェストに来て安宿を探してる時点で無理なわけで野宿も当然の結果だったんですが、思いのほか良く眠れて今日も頑張れそうです。
さて、起きてまずWalGreenに行き残り少なくなってきた麦茶の代わりにリンゴジュースを購入。
僕も彼女も咳が出るのでリンゴジュースは重宝するのです。
今日からはワシントンへ向けがんがん北へ向かわないといけないのでキーウェストは朝焼けさえ見れば出発する予定。
ということで、24時間営業のWalGreenでキーウェストのお土産を購入しました。(爆)
いやぁ、キーウェストだけあってWalGreenでもお土産コーナーがあるんですよ。
この時点で朝の5時ぐらいだったのですがもちろん外は真っ暗。
朝焼けを見れるポイントが全く不明なので昨日の夕日と同じく空が少し明るくなりだしたらそっちの方向へ行くという行き当たりばったりな計画です。
と言うことで、しばらく待機。

車で待機とあるのでここでキーウェストのまめ知識を一つ。
朝目が覚めたのは4時ごろだったのですが、あるものに起こされました。
「コケコッコー!」
朝から快調に飛ばしてくれているニワトリ君です。
まさか君の声で起きるとは思わなかったよ・・・
WalGreenがあるぐらい結構大きなの道沿いにいたので辺りにニワトリなんかいる気配がなかったんですが、近くで鳴いていたようです。
近くにニワトリ飼ってる家があるのかなぐらいに思っていたのですが、朝焼けを見る場所を探しに町を回っていたところそこらじゅうからニワトリの鳴き声が。
ある所で道をてくてく歩いているニワトリを2羽発見。
全然知らなかったですがキーウェストではニワトリがやけに多いんですね。
朝はニワトリの鳴き声から始まります。なんか漫画みたいですね。(笑)
ニワトリはチャボみたいで茶色がベースでした。
と言うわけで、キーウェストまめ知識でした。

さて、朝の6時頃になったので朝焼けを見られる場所探しに出発。
ただ辺りはまだ真っ暗。
どうも日が昇るのは少し遅そうです。
とりあえず日が昇る場所は日が沈む場所の逆だろうという単純な考えから昨日夕日を見た地点から逆方向へ走りました。
その後空港の近くでよさげな場所を発見。
近くの駐車場に車を止め、堤防沿いを少し歩いて朝焼けを見る場所に到着。
大変うまい具合に朝焼けが見える所には着いたのですが、今日はあいにく雲がかかっています。
他にも数名朝焼けを見に来たらしくいつかしら堤防沿いに何組か立ち止まって海のほうを眺めていました。
7時もだいぶ過ぎたところで日の出。
残念ながら太陽が海から上がってくるところは見れませんでしたが綺麗な朝焼けを見れたので満足です。
朝の散歩って気持ち良いですしね。



キーウェストの日の出です。

そこから車に戻り昨日取れなかった昼間の町を写真に収めに行きました。
しかし、別段撮るべきものも見当たらず終わりました。
やっぱりキーウェストは夕日とかマリンスポーツとかがメインですね。
町自体は田舎の観光地といった感じです。
その後、少し見るのが憧れだったマングローブを近くで写真に撮れる所があったので写真をとりキーウェストを後にしました。
やっぱりキーウェストはとても海が綺麗です。
それを象徴するかのように鳥もたくさんいて今まで見たことないぐらい大きな鳥も中にはいました。
大体ですけど翼長で2メートル近くありそうな・・・
タカ類は日本とかでも見ますけど、動物園でしか見たことがないペリカン類をここでは普通に見ることができるのがすごい嬉しかったです。

日の出前の海 日の出を見た所の近くの景色
ヤシの木の立つ海岸沿い さすがに漁港があります。
町の景色 昨日の夕食を食べたDennys
立派なモーテルです。でも、高い! マングローブの林です。
マングローブの近くは干潟になっています。 マングローブを近くから。
空を飛ぶペリカン。 飛び立とうとするペリカン。でかい!

さて、キーウェストからの帰りですが昨日とは違い焦らなくていいので気分的に楽に運転できました。
その途中、キーウェストで海の水に触れるような所に行けなかったので海岸を見つけては止まりながら行きました。
しかし、マングローブ林があるようにあまり砂浜の海岸を見かけません。
ある所まで行った時に砂浜の海岸らしき場所を発見。
早速降りてみました。
つくづく思うのですがキーウェストの海はやばいぐらい綺麗です。
海の色がエメラルドグリーンやスカイブルーで水が透き通っていて陸からでも溢れんばかりの小魚の群れを見ることができました。
水を触ってみたのですがやっぱり冬だけあって少し冷たかったです。
今回は少ししか寄れませんでしたが今度はキーウェストにダイビングに来たいなぁって思いました。
僕が今まで見た海の中ではダントツで綺麗です。感動!


この透明度!恐ろしいほど綺麗です。

さて、そのたまたま車を止めたところの海でびっくりするようなものを見つけました。
僕が何気なく海の中を見ていて気がついたのですが、もう生きていないので色が抜け白色化していましたがはっきりそれとわかる個性的な形。
なんと生きる化石カブトガニを見つけたんです。
カブトガニは日本では絶滅の危機にありほとんどいません。
もしかしたら天然記念物ぐらいなんじゃないかなって思います。(後で調べると天然記念物でした。)
それがここにはいる。
しかも周りを見れば死体ばかりでしたが3体ほど発見しました。
カブトガニは産卵の時しか砂浜に来なかったと思うので生きているカブトガニはもっと沖に住んでいるのでしょう。
もしかしたら、見つけた死体は産卵を終えた雌達だったのかもしれません。
Zoology(動物学)専攻としては近くで見てみたいと思い近くにあった木の枝で格闘すること数分。
なんとか陸に上げることに成功!
やっぱりすごい変わったやつです。
2体陸に上げたのですが一体はまだ足も片側全部残っていました。

画面中央にカブトガニ発見! 引き上げたカブトガニです。
カブトガニ2匹目 足が片側残っていました。
カブトガニを見つけた近くの海。綺麗! 帰りもこのように橋を渡っていきます。
車から海を眺めて。 まさにエメラルドグリーンの海です。

あまり保存状態はいいとはいえなかったのですが折角見つけたし陸にまで上げたのでお土産としてもって帰ることに。
ちょっとどうかなぁとは思ったのですが、置物として売ってるような変わった物だし家でちゃんと飾ってやればこの子達も報われるかなぁと。
動物学専攻なのでそう気安く持って帰るという事に関しては葛藤もあったのですが、やっぱり心躍るものがあったので持って帰ってしまいました。(笑)
最初、大きい方だけを持って帰ろうとしたのですが出発して少したった後にもう一体も回収することに決定。
カブトガニが大変珍しく、また数も少ないことを知っていたので陸に上げられているカブトガニを見て誰かが生け捕りにしようとか考えないかちょっと心配になったからです。
というわけでもう一体も回収し再び北へ。
でも、このキーウェストの海を見ているとなぜカブトガニが日本で絶滅寸前でここにはまだたくさんいるのかと言う理由がはっきりわかる気がします。
また一つキーウェストでの思い出が増えました。
(カブトガニ達は無事長旅を乗り切って家に到着しました。)

さて、そんなこんなで寄り道が過ぎたのと何せ一本しか道がないので渋滞に巻き込まれるとどうしようもなかったのもありマイアミに着いた頃には予定より2時間の遅れ。
今日の予定だとフロリダの北端まで行くつもりだったんだけどなぁ。
途中、スターバックスでフラプチーノとケーキを買い腹ごしらえをした後(おいしかった!)急いで北へ。
ここからはひたすらInterState95に乗りワシントンまで北へ向かいます。
さて、予定のフロリダ北端まであと少しというところで疲れがピークに。
近くに安モーテルがあるとの情報からInterStateを降りモーテルへ。
しかし、金曜ということもありもう既に満室。
しょうがないので近くでモーテルを探したところ一つ発見。
余り状態がよさそうでなかったのですが$25ということでそこに宿泊することに。
後でちゃんと見てみると臭いはするわ、トイレに虫はいるわで最低のモーテルでした。
そこの管理人さんはいい人なんだけどね・・・
モーテルにチェックインした後、彼女の喉痛がひどくなってきていたので夕食を食べるところを探しがてら薬を買いに少しドライブ。
そしたらそこらじゅうに安モーテルが!
もっと探したらよかったと後悔しつつ、喉痛の薬を買いバーガーキングで夕食を買ってモーテルに帰りました。
もう今日はすぐに寝ます。
なんか水道を使うのも嫌だからお茶で歯を磨いたぐらいで。(苦笑)
まぁ、ハリウッドのユースホステルよりはマシなんだろうなぁ。
それにしてもやっぱりもっとちゃんと探さないといけませんね。


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