24日目(1月6日): ウィットニーポイント(ニューヨーク) → ダンカーク(ニューヨーク)
今日の目標はナイアガラの滝を見ること。
ナイアガラの滝はニューヨーク州にあるのですが、ニューヨーク州も東西に長いので昨日途中まで来たにもかかわらず、今日もかなり車を走らせないと着きません。
と言うことで、いつもよりは少し早めにチェックアウト。
と言っても9時半でしたけど。(苦笑)
モーテルを出ると車にびっしり雪が積もっていました。
持っていた冊子で叩いて雪を落とし、部屋からお湯を持ってきて窓ガラスにかけて氷を溶かします。
ここの雪は本当にさらさらですごく気持ちよかったです。
視界もクリアになったところでいざ出発!

まずInterState81を北へ行きTurnPike90に乗ってひたすら西へ。
ニューヨーク州もニューヨーク市近辺とは違ってこの辺は本当に大変な田舎でヴァーモント州のこと言えません。
次の出口まで16マイル(25キロ)とか普通でした。
やっぱりいくら大都市のある州といっても少し離れればど田舎といった辺りが広大な土地をもつアメリカらしいですね。
TurnPikeでは途中のレストエリアで長居してしまったりして結局ナイアガラの滝に着いたのは2時半。
いってるうちに日が暮れてしまう!という事で急いで駐車場に駐車。
駐車料金はなんと$10!(涙)
後から考えればピーク時でもない時なのでちょっと離れた路上の無料2時間パーキングとかに駐車して行けたなぁって思いちょっと後悔。
まぁ知らなかったからしょうがないですけど。
駐車場についたら早速滝へ。
もちろん防寒装備は完全装備で行きました。
上はTシャツにパーカー、ジャケットを着た後超分厚いダウンジャケットを着ました。
ダウンジャケットはここでは必須アイテムです。
本当に寒いなんてもんじゃない!
もちろんマフラーも巻き、帽子も被り、手袋もしました。
ある人はプロレスみたいなマスクなんてどうでしょ。(笑)
でもそれぐらい寒いです。
凍えつつもまずインフォメーションセンターへ。

ナイアガラの滝と言えば、滝のすぐ下まで行く霧の乙女号。
何時発かなぁと思い聞いたのですが4月から10月までしかやってないとの事。
後々考えれば当然です。(苦笑)
仕方がないのでインフォメーションセンターを出て歩いて滝を見に行きました。
ここはアメリカ側なのでアメリカ滝とカナダ滝のうちアメリカ滝を上から見ることになります。
僕がびっくりしたのはすぐそこで滝が落ちていて、前の川にぽちゃって落ちたらそのまま滝壷へGo!という所に行けるという事です。

これがアメリカ側からの景色です。 カナダ側の様子。
手前がアメリカ滝。奥がカナダ滝。 すぐそこまで行けるのがわかりますか?
もう少し近づいてみます。 ズームなしでこの近さです!
本当に大迫力です。 水しぶきで霧のようになっています。
これが少し上流の川の様子。 周りの木も真っ白。
インフォメーションセンター近く。 インフォメーションセンター。
霧の乙女号乗り場。(冬は営業していません) ナイアガラの滝の切手。

日本とかで滝を見るというのは下から落ちてくるのを眺めるのでここに落ちたら・・・とか言う間抜けな心配をしなくてすみますが、ここではそんな心配ができるほど迫力満点な滝がすぐ傍で味わえるのです。
日本でいえば黒部ダムに似た感じでした。
アメリカ滝はカナダ滝に比べてだいぶ小さいということでしたが本当に大迫力でかなり感動ものでした。
ただ、夏でも寒いといわれる滝からの水しぶきで辺りはがちがちに凍っている状態。
というか水しぶきが凍ってしまうほどの寒さです。
駐車場がえらく空いてるなとは思ったのですがここまで来て納得。
こりゃ、ナイアガラの滝に冬に来るのが間違いだわ・・・と。(苦笑)
とりあえず滝がすごいとか何より寒すぎで僕の足先が凍死。
これは凍傷になったかと思うほどの痛さで満足に歩けずインフォメーションセンターに帰還。
タイツを履いていたのでぴんぴんしていた彼女の靴下を借りて2枚履きにして休憩していました。
その間彼女は滝の写真を撮りに外へ。
タイツの力は偉大なようです。

彼女が帰ってきてお土産コーナーに行っても僕は足を暖めることに専念。(苦笑)
すると彼女がナイアガラの滝の刺繍の入った暖かそうな靴下を買って戻ってきました。
彼女の買ってきてくれたその靴下をその場で履き3枚履きでなんとか足もよみがえりました。(爆)
その後彼女にも同じ靴下をプレゼント。
ナイアガラの滝では必要性からいっても靴下が最高のお土産です。
その後、一度車に戻りカナダ側へ行く前にハードロックカフェへ。
有名なハードロックカフェにニューヨーク州にいる間に行っておこうということになったのです。
中に入ってみると、これがなかなかいい感じ。
おしゃれな店内に入った瞬間に陽気なウェイトレスからめっちゃ寒そうねー!!と言われました。
メニューの方もなかなか豊富で値段は安くも高くもないといった感じ。
久しくメキシコ料理を食べておらずその味に飢えていたので、メキシコ料理を2人で1つ注文。
そして出てきた味に大満足。
具を包むナンのような薄いパンを2回もおかわりしました。
これでしめて15ドルほど。
お腹もいっぱいになったところで外に出てみると日が暮れてきていました。
この後、カナダに行ってカナダ側からカナダ滝を見る予定だったのでちょっと焦りつつ急いでカナダ国境へ。

ハードロックカフェ内部。 かなりお洒落な店内です。
これがそのメキシコフード。ボリューム大!

アメリカからカナダに入るのは2ドル50セント払った後、領事館へハンコをもらいに行くだけで審査はすごく簡単で楽でした。
その頃にはもう本当に日が暮れてきたので、彼女を先に下ろして写真を撮りに行ってもらいました。
その後車を止めて僕も見に行くことに。
夜のナイアガラは年中ライトアップされてこれはこれでとてもきれいです。
10分間隔くらいごとにイルミネーションの光の色が変わって幻想的でした。
でも本当に寒かったです。

カナダ滝の様子。でかい! 本当に水しぶきがすごいです。右側。
これもまだカナダ滝。左側。 ぶっちゃけ見てる下で滝が落ちてます。
カナダ滝緑色ライトアップバージョン。 これは黄色に変わったところ。
こちらは青色にライトアップのアメリカ滝。 黄色になりました。綺麗!

カナダのトロントに行くのは今回諦めてさっさとアメリカに戻ることに。
途中彼女が手袋を片方なくしたといってちょっとわたわたしたのですが、結局無事見つかり(滝を見に行く途中の雪の上に落ちていた)改めて国境へ。
カナダ側からアメリカ側へはお金はかからないのですが、とても審査が厳しかったです。
車の登録証を見せろだの、授業は何日から始まるかだの、とりあえず細かいことをごちゃごちゃ無表情でぶっきらぼうに言うのでかなり気分が悪くなりました。

アメリカに戻った後、今日の宿泊予定だったオハイオ州に向かったのですが、途中からとんでもない雪嵐に見舞われ前に進めなくなってしまいました。
時速10マイル(16キロ)ほどでぼちぼち前のトラックについて進んでいくのですが、10メートル先が見えない状態。
しかも横なぐりにすごい勢いで雪が降ってくるので車が揺れます。
前は見えないし道路の中央線も見えないしほんとにかなりヤバイ状態。
とりあえず一番近いレストエリアで休憩することに。
中に入ってマクドナルドでココアを買い少し様子を覗ったいたのですが、雪は弱まるどころかますます強くなります。
仕方がないので車に戻り、今夜はここで夜を明かすことに決定。
完全防寒装備の上、上にかけられるものすべてを上にかけ、暖房をガンガンにして寝ました。
暖かかった。むしろ暑かった。(苦笑)
とりあえず雪がやむまでは休憩ですね。


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